【完】会長様はご機嫌ナナメな皇帝閣下
「膝の傷舐めるとか何プレイだ。アッキー先輩大いなる誤解。あと、救急箱ありがとう」


「べっ……別に!春風に頼まれたから持って来ただけで、お前が心配だったわけじゃないんだからな!」


へいへい。もう何なの。いつになったら治るのデレツンモード。


私はとにかく、救急箱と、デレツンモードで役立たずのアッキー先輩を抱えて生徒会のテントへ向かう。


そして、アッキー先輩を定位置に戻すと、来る最終決戦へ向けてさっさと立ち去る。


あおちゃんは寝てるし、皆川会長は何事もなかったかのように優雅に脚組んでるし、春風はまだ続いてる第二ブロックの審判に駆けずり回ってるし。


あー……早く終わんないかな、このフェスタ。風呂入りたいし、腹一杯ご飯が食べたい。
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