【完】会長様はご機嫌ナナメな皇帝閣下
「申し遅れました。俺は、霧藤高校生徒会長の皆川壮平(みながわそうへい)です」
爽やかな笑顔で、先程誇りを叩いて綺麗にした上品な形の手を差し出され、ゼロコンマ数秒で握り返したのは私じゃなくて友達だった。
「うわわ……!こんな言い方悪いですけど、不良校だと思ってたのに、こんなイケメンでまともな人がいるなんて!」
「ははは。さっきの生徒のような不良は、今は殆どいませんよ」
美しいその顔はなんだか胡散臭い。作り物みたいに綺麗だからなのかな。
「陽菜子、不良校じゃないんなら霧藤受験しなよ!進路、悩んでたじゃん!」
「おや?まだ学校がお決まりじゃなかったのですか?だったらうちの学校はどうですか?」
いや、二人して勧めるられても……まだ、信用出来ないし。
爽やかな笑顔で、先程誇りを叩いて綺麗にした上品な形の手を差し出され、ゼロコンマ数秒で握り返したのは私じゃなくて友達だった。
「うわわ……!こんな言い方悪いですけど、不良校だと思ってたのに、こんなイケメンでまともな人がいるなんて!」
「ははは。さっきの生徒のような不良は、今は殆どいませんよ」
美しいその顔はなんだか胡散臭い。作り物みたいに綺麗だからなのかな。
「陽菜子、不良校じゃないんなら霧藤受験しなよ!進路、悩んでたじゃん!」
「おや?まだ学校がお決まりじゃなかったのですか?だったらうちの学校はどうですか?」
いや、二人して勧めるられても……まだ、信用出来ないし。