【完】会長様はご機嫌ナナメな皇帝閣下
最初こそ後部席は、春風が喋りアッキー先輩が律儀に相手をしていたせいか盛り上がっていたけど、移動の長さにいつの間にか皆寝てしまっていたらしい。
「ったくよだれ垂らしてガーガー寝んなその顔で!オラ、起きろ!」
そんな声と一緒に降ってきた本の角。その衝撃で私は一気に覚醒し、ガバッと体を起こして臨戦態勢になる。
「った!……テメェ生徒会辞めるぞゴラ!もっと優しく起こせや!」
「辞めさせねえし。ってか、優しくって、どんな具合だ?」
私の怒りの一言に、会長は目をギラギラ光らせて私の顎を掬い上げる。
「目覚めのキス、とかか?」
えーいやめれ!イケメンだから様になってるのがムカつく!
「ったくよだれ垂らしてガーガー寝んなその顔で!オラ、起きろ!」
そんな声と一緒に降ってきた本の角。その衝撃で私は一気に覚醒し、ガバッと体を起こして臨戦態勢になる。
「った!……テメェ生徒会辞めるぞゴラ!もっと優しく起こせや!」
「辞めさせねえし。ってか、優しくって、どんな具合だ?」
私の怒りの一言に、会長は目をギラギラ光らせて私の顎を掬い上げる。
「目覚めのキス、とかか?」
えーいやめれ!イケメンだから様になってるのがムカつく!