一番星のキミに恋するほどに切なくて。《旧版》
「…っ……馬鹿だな…お前はっ……」
自分が死ぬっていうのに…いつも人の心配ばかりだ。
涙がとめどなく溢れた。こんなに涙を流したのは初めてかもしれない。そして…こうして涙を流すのは夢月のためだけだ…。
「…夢月…俺は…お前以外の女を好きにはならない」
今も…この先もずっと…。
「…夢月だけを愛してる…。この先もだ…お前だけずっと愛してる…」
だからこの教会でもう一度誓おう。この先もお前だけを愛していくと…。
「夢月…愛してる……」
何度も星を見上げては繰り返し呟くだろう。
星になった彼女を想って…。