一番星のキミに恋するほどに切なくて。《旧版》


あたし…生きてる間にどれだけ蓮に伝えられるかな……?


「蓮と出会えた事、蓮と婚約した事…あたしっ……
幸せすぎて…」


誰かを愛して、愛する事…
それがあたしの夢だった。その夢を叶えてくれたのは蓮だった…



「本当に蓮に感謝してるの。幸せにしてくれて…
ありがとう……」


蓮に笑顔を向けると、蓮はあたしをさらに強く抱きしめた。


「馬鹿野郎…だから…これで終わりみたいな言い方するなって言ったろ……。
俺は…お前とずっと一緒にいる。病気だろうが何だろうが…誰にも邪魔なんかさせない」


「蓮……うん……」



あたし…頑張るよ……。どんなに辛くても痛くても…。


諦めたりしないから。限界の限界まで無茶をして蓮との時間を繋ぐよ。


あたしは…あたしの夢と蓮の為に精一杯抗ってみせるから…。










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