一番星のキミに恋するほどに切なくて。《旧版》
朝食を終えてすぐに、蓮さんは着替えを始めた。
「今日も倉庫に行くの?」
「…あぁ……。すぐ帰る」
「はい!待ってるね」
蓮さんは最近倉庫へ行く事が多くなった。何でも問題が起こっているらしい。
「怪我…しないでね」
「……大丈夫だ」
ポンポンとあたしの頭を優しく撫でて、家を出て行った。
蓮さん…。帰ってくる度に怪我が増えてるんだよね。
「蓮さんが怪我しませんように……」
それだけを願いながら後片付けを始めた。