君を忘れない
「あれ?珍しいな」
四盛のアパートに着き、呼び鈴を押して中へと入ると、そこには小山も一緒にいたので思わず口に出てしまった。
「いや、会長と副会長なんだから、そこまで珍しくもないでしょ」
「まぁ、そうだけど・・・」
確かに、そう考えれば普通なのだが、なんだろうこの違和感は。
別に自分の部屋じゃないから、偉そうなことは言えないが何かしっくりこないものがある。
そういえば、小山が会長になってから今まで四盛のアパートに何度も来たが、小山がいたことなんて一度もない。
これは、何か今までとは違った特別なことでもある・・・
ような気がする。
「二人で何話してたんだよ?」
そう言いながら、四盛を見るといつも以上にニヤニヤしていた。
「話してもいいですけど・・・
どうしようかな~」
笑顔ではない、何かを企んでいるようなニヤケ顔だ。
こういうときの四盛は決まって嬉しいことを隠しているときだ。
「実はですね・・・」
「って、お前が言うんかーい」
折角、小山が話そうとしてくれているのに、四盛が一人ではしゃいでいるせいで随分と遠回りをさせられている気がする。
いつもは大人びた雰囲気の四盛だが、こういうふうにテンションが上がったときは困る。
「さっき、OBの人たちと話してきたんです」
四盛のアパートに着き、呼び鈴を押して中へと入ると、そこには小山も一緒にいたので思わず口に出てしまった。
「いや、会長と副会長なんだから、そこまで珍しくもないでしょ」
「まぁ、そうだけど・・・」
確かに、そう考えれば普通なのだが、なんだろうこの違和感は。
別に自分の部屋じゃないから、偉そうなことは言えないが何かしっくりこないものがある。
そういえば、小山が会長になってから今まで四盛のアパートに何度も来たが、小山がいたことなんて一度もない。
これは、何か今までとは違った特別なことでもある・・・
ような気がする。
「二人で何話してたんだよ?」
そう言いながら、四盛を見るといつも以上にニヤニヤしていた。
「話してもいいですけど・・・
どうしようかな~」
笑顔ではない、何かを企んでいるようなニヤケ顔だ。
こういうときの四盛は決まって嬉しいことを隠しているときだ。
「実はですね・・・」
「って、お前が言うんかーい」
折角、小山が話そうとしてくれているのに、四盛が一人ではしゃいでいるせいで随分と遠回りをさせられている気がする。
いつもは大人びた雰囲気の四盛だが、こういうふうにテンションが上がったときは困る。
「さっき、OBの人たちと話してきたんです」