君を忘れない
「いいよ」
その声の主は四盛だ。
「一瞬だけど、今あんたの背中に誰かが見えた気がした。
誰のためだか知らないけど、その人のためにやろうっていうんなら、サクラだろうが野次だろうがなんだってやってやりますよ」
後ろを振り返るが、当たり前のようにそこには誰もいない。
きっと友達想いの四盛だからこそ僕の後ろにハマが見えて、そしてハマの想いが伝わったのだろう。
「ただし、容赦しないからな」
さっきまでの真剣な表情とは裏腹に、不適な笑みを浮かべて言ってきた。
小山を見ると、小山も同じように「当たり前だろ」と言わんばかりに不敵な笑みだった。
「いや、暖かく見守ってほしい・・・
な、って思っているんですけど」
「何、甘えたこと言っているんですか。
ライブっていうくらいだから、下手くそだったらブーイングですよ」
「えええ!」
何というプレッシャー。
けど、このプレッシャーに悪い気はしないのはこいつらのおかげだろう。
ブーイングでも電車ライブを決行することができるのだから・・・
ありがとう。
その声の主は四盛だ。
「一瞬だけど、今あんたの背中に誰かが見えた気がした。
誰のためだか知らないけど、その人のためにやろうっていうんなら、サクラだろうが野次だろうがなんだってやってやりますよ」
後ろを振り返るが、当たり前のようにそこには誰もいない。
きっと友達想いの四盛だからこそ僕の後ろにハマが見えて、そしてハマの想いが伝わったのだろう。
「ただし、容赦しないからな」
さっきまでの真剣な表情とは裏腹に、不適な笑みを浮かべて言ってきた。
小山を見ると、小山も同じように「当たり前だろ」と言わんばかりに不敵な笑みだった。
「いや、暖かく見守ってほしい・・・
な、って思っているんですけど」
「何、甘えたこと言っているんですか。
ライブっていうくらいだから、下手くそだったらブーイングですよ」
「えええ!」
何というプレッシャー。
けど、このプレッシャーに悪い気はしないのはこいつらのおかげだろう。
ブーイングでも電車ライブを決行することができるのだから・・・
ありがとう。