君を忘れない
そして、お前との一番の思い出はあそこのスーパーで二人だけで(あっ、店長もいれて三人か)何度もライブをしたこと。

何回あそこへ行っただろうな。

今思うと、あそこが二十四時間営業って、どう考えてもおかしいだろ(笑)

まっ、そのおかげで俺らは何度も何度も思いっきり歌えたけどな。



ヒメ・・・



お前の歌は、人を惹きつける力がある。

嘘じゃないぞ。

多摩川で初めてお前が俺の前で歌ったときから、俺はずっとお前に惹きつけられっぱなしだった。

だから・・・

だから、俺はもうできないけど、お前はいつか電車ライブやってくれよな。

いつになってもいい。

と言っても、あまり歳とってからだと逆にできなくなるから早めにな(笑)

お前一人でも絶対に盛り上がるから!

お前ならできる!

俺の心残りは電車ライブをできなかったことと、競艇選手のお前を見れなかったこと。

だけど、それは天国から見ることにするよ。

ていうか、俺は天国に行けるのか(笑)



最後に・・・

手紙を書くのは、お前だけにするから、みんなにはよろしく言っておいてくれ。

そして、お願いがある。

これから先、俺はお前の重荷になんかなりたくないから、俺を背負わないでくれ、俺を思い出すときは笑ってくれ。

そして、お前が思い出す俺は笑顔であってくれ。

それが、俺の願いでもあるし、きっとあの子もそう思っていると思うぞ。



じゃあな、ヒメ。

元気でやれよ。



我が親友・虎姫夏輝。

お前は本当に最高だよ!!!





八月一日 知多慧介
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