君を忘れない
「準備をするのでしばらくお待ちください」
そう言って準備を続け、SDカードのメロディフォルダを開こうとしたが、フォトフォルダに2枚の画像が入っていることに気づいた。
なんだろう・・・
開いてみると、真っ先に目に入ったのは画面一杯に面白い顔をしたハマの写真が出てきた。
思わず小さく吹き出してしまった。
写真の件名が
『緊張すんじゃねーよ、ばーか!』
とされていた。
たとえ、今日やるとは知らなくとも、いずれはやるとお前は分かっていたんだな。
そして、僕が緊張するのも・・・
バカやろう。
もう1枚の写真を見て、メロディフォルダを開いた。
二十曲・・・
僕が考えていたよりも八曲も多く入れているうえに、僕が歌いたい歌をちゃんと順番も考えて入れてある。
分かったよ。
全力で二十曲歌いきってやるよ。
「今から携帯の着うたフルに合わせて歌わせていただきます。
下手くそな歌で申し訳ありませんが、この電車をステージとして僕たちにライブをさせてください」
まだ緊張はしている。
けれども、不思議と手足の震えはもうない。
「じらさないで、早くやれよ」
四盛のその一言でみんなこちらに注目した。
歓迎されてはないだろうが、こちらに注目が集まればかなりやりやすい。
「お待たせしました。それでは電車ライブ一曲目いきます」
そう言って準備を続け、SDカードのメロディフォルダを開こうとしたが、フォトフォルダに2枚の画像が入っていることに気づいた。
なんだろう・・・
開いてみると、真っ先に目に入ったのは画面一杯に面白い顔をしたハマの写真が出てきた。
思わず小さく吹き出してしまった。
写真の件名が
『緊張すんじゃねーよ、ばーか!』
とされていた。
たとえ、今日やるとは知らなくとも、いずれはやるとお前は分かっていたんだな。
そして、僕が緊張するのも・・・
バカやろう。
もう1枚の写真を見て、メロディフォルダを開いた。
二十曲・・・
僕が考えていたよりも八曲も多く入れているうえに、僕が歌いたい歌をちゃんと順番も考えて入れてある。
分かったよ。
全力で二十曲歌いきってやるよ。
「今から携帯の着うたフルに合わせて歌わせていただきます。
下手くそな歌で申し訳ありませんが、この電車をステージとして僕たちにライブをさせてください」
まだ緊張はしている。
けれども、不思議と手足の震えはもうない。
「じらさないで、早くやれよ」
四盛のその一言でみんなこちらに注目した。
歓迎されてはないだろうが、こちらに注目が集まればかなりやりやすい。
「お待たせしました。それでは電車ライブ一曲目いきます」