君を忘れない
まだ八時ということもあって、家に帰るには少し早い時間帯なので学校の最寄り駅で降りた。
特に何かをしたいというわけではないが、このまま家に帰ったらいつものように何もできずに、また一歩を踏み出せないような気がしたのだ。
もっとも、ここで降りても何も変わらないのだろうという思いのほうが強いのだが。
しばらく南口のベンチに座っていると、無性に学校からの夜景が見たくなったので、学校への道のりを歩き出した。
学校は小高い丘の上にあるので坂道を登らなければいえないのだが、その分景色は綺麗だ。
おまけに夜になると校舎と校舎の合間にある広場から見える夜景は、ちょっとした穴場的スポットになっている。
駅から15分くらい歩き、ようやく正門に着いた。
正門から今度は夜景がよく見える九号館へと歩く。
九時という時間はまだほんの少しだが学校に残っていた学生と思われる人がちらほらといて、一人で夜景を見るには少々早すぎたようだ。
そんな人たちに構わず一人ベンチに座り、目の前に広がる夜景を眺める。
特に何かをしたいというわけではないが、このまま家に帰ったらいつものように何もできずに、また一歩を踏み出せないような気がしたのだ。
もっとも、ここで降りても何も変わらないのだろうという思いのほうが強いのだが。
しばらく南口のベンチに座っていると、無性に学校からの夜景が見たくなったので、学校への道のりを歩き出した。
学校は小高い丘の上にあるので坂道を登らなければいえないのだが、その分景色は綺麗だ。
おまけに夜になると校舎と校舎の合間にある広場から見える夜景は、ちょっとした穴場的スポットになっている。
駅から15分くらい歩き、ようやく正門に着いた。
正門から今度は夜景がよく見える九号館へと歩く。
九時という時間はまだほんの少しだが学校に残っていた学生と思われる人がちらほらといて、一人で夜景を見るには少々早すぎたようだ。
そんな人たちに構わず一人ベンチに座り、目の前に広がる夜景を眺める。