もしも彼が。
第一章
【魅咲side】
本当に会ってくれるのだろうか。
開いたままのメールの画面には、
日曜日10時駅前。必ず来い。
愛想のひとつも感じない、たった2行のメール。
「行っちゃっていいわけー?分かんないぃー」
うだうだと文句を言っている私に対し、親友の梨香は、
「あんたが遊び半分で会いたい、なんて言うからよ。」
「そーなんだけどさぁ…」
本当に会ってくれるのだろうか。
開いたままのメールの画面には、
日曜日10時駅前。必ず来い。
愛想のひとつも感じない、たった2行のメール。
「行っちゃっていいわけー?分かんないぃー」
うだうだと文句を言っている私に対し、親友の梨香は、
「あんたが遊び半分で会いたい、なんて言うからよ。」
「そーなんだけどさぁ…」
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