もしも彼が。

「そ、それより！」

「ん？」

「侑摩、hope好きなの？」

「んー微妙ー、てかんな事いいからさ、聞かせて？魅咲の気持ち。」

「うっ…」


やばい。

話題変えなきゃっ！


「話題変えても無駄だからね？」


ニコリと笑う侑摩。

よ、読まれてる？


「お試しっていうのは駄目？」

「お試しって…」

「その意味まんま。試してみる？」


試す？

何を…


「一ヶ月。」

「え？」

「一ヶ月だけでいいから、魅咲の時間俺にちょーだい？」

「私の、時間？」

「そ。魅咲に、俺がいないと生きていけないっ！って言わせてあげる。一ヶ月の間でな。」

「そんな自信満々に言わないでよ」

「もう決まった事なの。魅咲は俺に惚れる。必ず。」


一切揺らがない瞳。

私が侑摩の事を好きになる？

そんなこと、

絶対…