もしも彼が。
今日の俺の行動、魅咲はどう思ったのか気になる。
俺は魅咲に言った通り、何一つ嘘なんてついてない。
魅咲とサイトで出会ったとき、
今日会ったとき、
全部の瞬間、魅咲に恋してた。
今だって、魅咲に会いたくてたまらない。
「やべぇな、俺。」
「何が?」
ポツリと呟いた言葉に反応した蓮矢。
海登と郁夜は2人で作詞をしていて気づいてなかった。
「侑摩がやばいなって言うくらいだから、本当やばいんだろうな」
「別に」
「少しはさ、話せよ」
「何で」
相談なんて誰にもしたことなんてなかった。
だからどうやって、どんな態度で、
相手に話したらいいか分かんねぇのが本音。
「女の子なんて相当珍しいな」
今まで女に関わった事なんて一度も無かった。
魅咲は絶対手に入れたい。
欲しい。って思った。