もしも彼が。
はじめての
【魅咲side】
「じゃばいばーい」
「ム、ムッカつくー!」
「お待たせー」
「弘樹に何言ったわけ?」
「ん?邪魔すんなって言っただけ」
笑顔の侑摩がなぜか怖い。
「さぁて、シますか?」
「え?シ、シない!」
「えー!誘ってきたの、魅咲じゃん?」
ゆっくり私を押し倒して覆い被さった侑摩。
「どこから攻めて欲しい?」
侑摩の顔がまともに見れずに
背けていると
「ふーん。そっか」
「え?」
「首筋、がいんだ?」
ちょんちょんと指で突つかれる。
「違うっ!」
「恥ずかしがることなんて無いのにー」
「ひゃっ」
舌で首筋をなぞられる。
「やっ、」
「魅咲?」
耳元で私を呼ぶ侑摩。