もうひとつの秘密のフィアンセ☆



「じゃあ、約束ね。今度の日曜日に」


そう言うと、由奈は携帯を切った。


約束…。


なるほどね。


オレの目を誤魔化して、洸輝に会うってわけか。

上等じゃん。


洸輝も、由奈も…。


オレは、そのまま部屋に戻ると、何事もなかったかの様に、ベッドへ入った。


それから10分くらいして、由奈が戻って来たけれど、オレはずっと背を向けたまま寝た振りをしていた。




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