もうひとつの秘密のフィアンセ☆



それより手…。


手をどけてくれよ。


そんなに顔を触られてると、ドキドキするんだけどな。


「な~んか、怪しい…」

由奈は、さらに顔を近付けて、オレを睨んだ。


睨む…といっても、全然怖くはない。


むしろ、由奈の吐息がかかり、オレはだんだんと理性が飛んで行った。


「怪しくなんかねぇよ」


ダメだ。


もう、我慢できねぇ。


オレは、由奈の手を掴むと、抱き寄せてキスをした。




< 6 / 153 >

この作品をシェア

pagetop