もうひとつの秘密のフィアンセ☆
「う~ん・・・」
だいぶ空が明るくなってきた頃、愛美(まなみ)の声がした。
まだ、時間は早いから、もうちょっと寝てればいいのに。
そんな風に思いながらも、オレは起きかけている愛美の額にキスをする。
「竜二・・・?起きてるの?」
半分しか開いていないトロンとした目で、愛美はオレを見た。
「おはよ。愛美」
ベッドの中で、ギュッと愛美を抱きしめる。
そして、毎朝誓うんだ。
今日も、オレは愛美を守ると・・・。