もうひとつの秘密のフィアンセ☆
「ったく。忘れるなら、バッグから出すなよな」
ぶつぶつ言いながら、クラブの重い鉄扉を開ける。
この時間は、営業なんてしていないから、オレたちしかいないはずだ。
店へと通じる木の扉を開けようとした時、
とんでもない声が聞こえてきた。
「あ・・・、気持ちいい・・・」
おいっ!!
マジか?
この声は、間違いなく由奈の声だ。
「ねえ・・・もっと、強くして佑斗・・・」
「こうか?」
「うん・・・。あ~、気持ちいい・・・。上手だね佑斗」
「当たり前だろ?オレなんだから」
ちょっと待て~!!!
まさか、あの二人、エッチしてんのか・・・?