もうひとつの秘密のフィアンセ☆
信じられね~!!
ど、どうしよう・・・。
完全にパニックに陥った時、愛美が車から戻ってきた。
「どうしたの竜二?入らないの?」
ドアを開けようとする愛美を、声にならない声で必死に止める。
「何よ?どうしちゃったの?」
だけど、愛美はそのままドアを開けてしまった。
うわ~!!
マズイって~!!
思わず両手で顔を覆うと、佑斗さんの呆れた声が聞こえてきた。
「何やってんだよ竜二」