もうひとつの秘密のフィアンセ☆



由奈は渋々、愛美と一緒に出て行った。


こういう愛美の気遣いに、オレはますます惚れ込むんだよな。


由奈は、動きたいタイプ、そして愛美は縁の下の力持ちタイプだ。


二人が出て行ったのを確認して、佑斗さんは身を乗り出して話し始めた。

「なあ、お前、ジンの事で気になる事ないか?」


「ジン…?」


ジンとは、昔“神竜会“を作っていた、オレのダチ。




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