もうひとつの秘密のフィアンセ☆



「じゃあ、オレらは戻ります」


「ああ。また、何かあれば連絡するよ」


愛想良く笑いながら手を振る由奈に見送られ、愛美と二人車に戻った。


「な~んか、疲れたなぁ」


「どうしたの?何かあった?」


ため息をついたオレを、愛美は少し心配そうに覗き込んだ。


「いや…」


余計な心配は、かけないでおこう。


それでなくても過去に、愛美には辛い思いをさせてる…。




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