もうひとつの秘密のフィアンセ☆



「えっ!?いいの?」


由奈の顔がパッと明るくなる。


「いいよ」


その笑顔を見ていると、オレも自然と笑みがこぼれていた。


「ただし、洸輝と会うから、つまんなくても知らないぞ?」


「うん!大丈夫!」


由奈はそう言うと、嬉しそうにオレの腕を組んできた。


可愛い…。


正直、洸輝との約束なんか、破ってしまいたいくらいだった。




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