もうひとつの秘密のフィアンセ☆
それだけが、今の目標だ。
「ジ~ン、どうしたの?怖い顔して」
オレの横で、寝転がりながら、美紅が笑いながら言ってきた。
「怖い顔してた?」
美紅の透き通る顔を、指で撫でる。
白くて、少し柔らかくて…。
目鼻立ちがハッキリとした美人顔を、ひときわ際立たせる肌だ。
「してたよ~。ジンは、ただでさえ、ちょっと冷たい感じがするんだから」
そう言いながら、美紅はオレの胸に顔を埋めた。