先生に届くまで

恋心?

目が覚めると昨日の楽しい時間が夢だったんじゃないか?と思う。

今日も先生に会える!!

ドキドキしながら私は登校した。

少し早く着いた。
まだ生徒は少ないみたいだ。
教室に向かって歩いていると前から先生が歩いてくる。

大きなあくびをしながら。

桜「先生!!おはようございます。」

中田「ああ。おはよう。早い登校とは。感心感心。」

そう言いながら持っていた本で私の頭をポンポンとする。

先生の笑った顔素敵だなー。

中田「じゃあまた後でな。」

そう言うと先生は歩いていった。

朝から会えた事が嬉しくて、ついつい顔が緩む。


「あれ?野上だよな?おはよう。」

後ろから声をかけてきた。
振り返ると身長の高いイケメン君が立っていた。



桜「はい?おはようございます。」



< 21 / 51 >

この作品をシェア

pagetop