先生に届くまで
奈美「桜?何かあった?大丈夫?」

遅いと思ったのか奈美が心配してきてくれていた。
私は腰がぬけたままで体も熱い。

桜「大丈夫だよー。ちょっと先生とぶつかっちゃって。」

奈美「ぶつかったの?大丈夫?でもさー。桜。顔赤いよ?ふっふーん。やっぱ恋しちゃったんだ?」

奈美は、すぐにそう言う。

桜「自分でもわかんないんだよー。」

恥ずかしい。奈美の顔が見られない。

奈美「それは恋だよ。桜。相手が先生でもいいじゃん?」

意外な反応にびっくりした。
反対されると思ってた。

そっか....。
私先生に恋したんだ。

そう思うとまた体が熱くなる。

中田「おい!野上。松本。」
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