先生に届くまで
桜「きゃーー!!怖い!!」
私はおばけ屋敷の中で叫んで逃げての繰り返しで先生との時間を楽しんでいる余裕もなかった。
中田「おい!」
先生が私の腕を掴む。
中田「ちょっとは落ち着けよ?俺がいるから大丈夫だ。」
先生は私の手を握ってくれた。
桜「あの....先生?」
中田「怖いんだろ?怪我されても困るし少しの間な。」
今日の先生は積極的だ。
なんだかデートしている気分。
ドキドキして繋いだ手が熱い。
なんだか夢みたい。
中田「もう怖いとこも終わりだろう。手離すよ。」
先生はそっと私の手から離れた。