不良彼氏と胸キュン恋愛【完】
「そういえば、杏ちゃんはどうして保健室に来たの?」


「えっと、あの……お腹が痛くて……それで……」


「お腹が痛いの?それなら、ベッドで寝てた方がいいよ!!もう薬飲んだ?」


「ち、違うの!!あのね……薬は飲んだんだけど……えっと……」


何やらモジモジし始める杏ちゃん。


薬は……飲んだんだよね?


他に考えられることって言ったら……?



「あっ……――!!」


あたしはハッとして、杏ちゃんの耳元に唇を寄せてそっと囁いた。




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