不良彼氏と胸キュン恋愛【完】

ダメ!!これじゃ、動揺してるってすぐに分かっちゃうよ。


だけど、あたしのそんな心配をよそに流星はすぐにクッキーの入った包みを受け取った。



「お前、渡すのおせぇんだよ」


「ご、ごめんねっ?」


よかった……。動揺してたのに気付かれてない……。


あたしがクッキーを渡した途端、周りから女子たちの悲鳴にも似た声が廊下に響き渡る。


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