不良彼氏と胸キュン恋愛【完】

すると、あたし達のやりとりを見ていたケント君が首を傾げた。


「おい、流星。大丈夫なのか?それ、クッキーだぞ?」


「別に」


「でも……お前……――」


心配そうな表情のケント君。


「花音、行くぞ」


「えっ?」


ケント君が何かを言い掛けている途中で、流星はあたしの手をギュッと掴んで歩き出した。

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