不良彼氏と胸キュン恋愛【完】
徐々に流星と女の子達との距離が近付いていく。


「待たせてごめんね~!!」


って明るく登場したいのに、どうしてあたしは裏庭の木の陰に隠れてるんだろ。


動悸が激しくなる胸に右手を当ててコッソリ覗き見する。



「……――あのさっ!!これ、よかったら食べてよっ?」


派手な女の子は流星に小さな包みを差し出す。


腰まである金色の髪をこれでもかという位に巻いている女の子。


その傍にいる友達らしき女の子達もみんな派手で。


流星はポケットに両手を突っ込んだまま、包みに視線を落とした。

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