不良彼氏と胸キュン恋愛【完】
「花音が言う気ないなら、俺があいつに直接聞くしかねぇな。力ずくでも」
『力ずく』という部分を強調して言うと、クッと口の端を持ち上げる流星。
「力ずくって……それって……」
「あいつって、サッカー部のエースなんだろ?問題起こすと試合に出れなくなるかもな?」
あたしが話さなきゃ……智也に力ずくで聞きだすってこと……?
そんなことしたら……流星だって智也だってマズイよ……。
あたし……――どうしたらいいの……――。