不良彼氏と胸キュン恋愛【完】
「智也……ごめんね。あたしは智也を異性として見たことがないの。だから……――」


地面に座ったままガックリと肩を落とす智也。


その姿はあまりにも弱々しくて、思わず駆け寄りそうになったけれどグッと堪えた。


あたしがここで智也に駆け寄っちゃいけない。


あたしが曖昧な態度でいれば、流星と智也を傷付けることになる。


あたしは流星が好き。


それをハッキリと態度で表さないと。


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