不良彼氏と胸キュン恋愛【完】
すると、智也はわずかな間の後、ゆっくりと顔を持ち上げた。


「花音が早川を選ぶのは分かってた……。だけど、一つだけ早川に聞きたいことがある」


「聞きたい事ってなんだよ」


流星の苛立った声の後、


「お前、中学の時保健室で……――」


智也は意外なことを話し始めた。

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