不良彼氏と胸キュン恋愛【完】
「ボケーっとしたり一人でボソボソ喋ってる暇があるなら、職員室に行ってプリントをとってきてくれ」
「……えっ?あたしがですかっ?」
「そうだ。お前だ」
人差し指で自分を指しながらそう尋ねると、先生は眉間に皺を寄せたまま大きく頷いた。
え~……。今から職員室までプリントとりにいかなきゃいけないのぉ……?
めんどくさいなぁ。
「ほら、早く行ってこい!!」
「……はぁい」
もう!!先生ってばあたしの意見なんてこれぽっちも聞いてくれないんだからッ!!
渋々立ちあがると、アミは苦笑いを浮かべながら「頑張って!!」と目であたしに合図を送った。