不良彼氏と胸キュン恋愛【完】
「さっき何してたんだよ」


「えっ?さっきって……?」


「廊下から教室の中覗き込んでただろ」


「流星が何してるのか……見てみたくて」


屋上までやってくると、流星はあたしの腕を離して地面に腰を下ろした。


太陽の光に反射して、流星の髪がキラッと輝く。



「何してるって授業受けてるに決まってんだろ」


「……え?でも今、サボってる……よね?」


「そういう花音はどうなんだよ」


「あたしは職員室にプリントをとりに……――!!」


って、そうだった!!


あたし、先生に職員室にプリントをとりにいくように頼まれてたんだ!!


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