不良彼氏と胸キュン恋愛【完】
「矢口!お前、今までどこで何してたんだ!!」
「す、すみません……」
教室に戻ると、先生が目を吊るしあげていた。
急いでプリントを持って教室に戻ってきたのに、こっぴどく怒られるハメになって。
こんなことなら、急ぐ必要なかったよ……。
と、思いながらもとりあえず素直に謝って、そそくさと席につく。
その数分後、授業を終えるチャイムが鳴り響いて、先生の手にあったプリントが配られることはなかった。