不良彼氏と胸キュン恋愛【完】
誰かが意図的にあたしの下駄箱や上履きにイタズラをしている。
そのイタズラが少しづつエスカレートしていることに恐怖を感じて。
だけど、こんなことをする人に心当たりがなくて。
もちろん、誰かに恨まれるようなことをした記憶もない。
「誰がこんなことを……」
上履きの中の小石を全部払い終えた時、
≪キーンコーンカーンコーン♪≫
朝のHRを告げるチャイムが鳴り響いて。
「ヤバッ!!遅刻しちゃう!!」
上履きを履くと、あたしは大慌てで教室目指して駆けだした。