不良彼氏と胸キュン恋愛【完】
ベッドの上に座り込んで涙を流す美尋ちゃん。


制服の乱れを必死で整える美尋ちゃんの横に何も言わずに立っていた流星。


二人の間に漂う、異様な空気。


その時、流星の拳は小刻みに震えていたらしい。



「保健室に入るなり、コウタ……流星のこと殴ったんだよ。流星の話なんて聞きもせずに」


唇を噛むケント君。その表情に胸が苦しくなる。


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