不良彼氏と胸キュン恋愛【完】
「その後、美尋の親が騒ぎ出してさ」


自分の娘が同じ学校の生徒に保健室で襲われた。


それを聞いて、冷静でいられる親は少ないだろう。


だけど、美尋ちゃんは慌てた。


問題が大きくなれば、自分の嘘が他の生徒にバレてしまう。


『未遂だったし、許してあげることにした』


美尋ちゃんは、親や学校をその一言で黙らせた。


そして、いつの間にか、流星が美尋ちゃんを襲ったという話はみんなの記憶から薄れていった。


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