不良彼氏と胸キュン恋愛【完】
「何それ!!あの美尋って子、最低じゃん!!流星君とコウタ君の仲を引き裂くなんて!!」


「ホント、最低だよ。卒業式まで、流星とコウタ……一度も口きかなかったし」


「じゃあ、今も誤解……解けてないの?コウタ君はいまだに流星君があの子を襲ったと思ってるの!?」


「どうだろうな。俺、中学卒業してからコウタと連絡取ってないし……わかんねぇや」


「そんなの……酷過ぎるよ」


アミとケント君の会話を頭の片隅で聞きながら、ぼんやりと考える。


流星がどうして『信じる』という言葉を口にしたのか。


それが今、ほんの少しだけ分かった気がする。


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