不良彼氏と胸キュン恋愛【完】
「そんなとこに突っ立ってねぇで、入れば?」


「……あっ、うん!!」


普段と変わらない様子の流星。


あたしはそんな流星に拍子抜けしながら、家の中に入った。



「飲むもん、これしかねぇんだけど」


「ありがとう……」


キッチンから持ってきてくれた缶ジュースをあたしに差し出すと、流星はドカッとその場に腰を下ろした。


3日振りに見る、流星の顔。


ケント君の言っていた通り、顔が傷だらけ。


唇の端は切れているし、顔がちょっぴり腫れているみたい。


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