不良彼氏と胸キュン恋愛【完】

「流星……あたし……――」


ゴクリと唾を飲み込んで、綺麗で整った横顔を見つめる。


だけど、顔に残る複数の傷跡が痛々しい。


絆創膏(ばんそうこう)で傷をおおうこともせずにむき出しのまま。



「……――信じてあげられなくて、ごめッ……――!!」


意を決して口を開いた瞬間、腕をグイッと引っ張られて。



「……――!!!」


あたしは驚いて目を見開いた。


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