不良彼氏と胸キュン恋愛【完】
「今まで気付いてやれなくて……ごめんな。二度とこんな思いさせねぇから」


流星の声がわずかに震えている気がして、あたしは「ありがとう」と言いながら流星の背中に腕を回した。


そして、そのすぐ後、流星はおもむろにあたしの手を引いて立ちあがった。


「今から、上履き買いに行くぞ」


「え?でも……洗えばそれなりに綺麗になるよ?」


「それなりにじゃ、ダメなんだ。新品じゃないと」


流星の言葉を不思議に思いながらも、あたしは素直に頷いた。


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