不良彼氏と胸キュン恋愛【完】
「……――シッ!!誰かきた!!」


人差し指を口に当ててデジカメを構えるケント君。


緊迫した空気が流れる。


あたしに嫌がらせをしていた人物は、一体誰なんだろう。


美尋ちゃんなの……?


それとも……――。


あたしの下駄箱の前までやってきた人物は、手に持っていた何かをおもむろにあたしの下駄箱に流しいれる。


辺りをキョロキョロと見渡すこともないし、明らかに手慣れてる。


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