不良彼氏と胸キュン恋愛【完】
確かに、二人が知り合いなのかもって思うことはあった。


前に保健室で杏ちゃんに会った時、流星は杏ちゃんの背中をポンッと叩いていたから。


女の子と絡むことのない流星が女の子の体に触れるなんて。


それに、杏ちゃんを見つめる流星の瞳はどこか優しくて。


「……――今、コウタって言ったか?」


すると、流星が杏ちゃんの瞳を真っ直ぐ見つめながらそう尋ねた。


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