不良彼氏と胸キュン恋愛【完】
自分の誕生日忘れてたの……!?
あたしはかれこれもう2週間以上も前からずっと悩んでいるのに!!
っていうのは、おいといて、とりあえず聞かなきゃ。
「ねぇ、何か……必要な物とかってない?」
「必要な物?」
「そう!!例えば、キーケースとか財布とかアクセサリーとか!?」
「ずいぶん限定してんだな」
「べ、別に限定してなんかいないよ!!何か欲しい物ってある!?」
って、欲しい物って聞いたら、誕生日プレゼントだってバレバレだよぉ!!
慌てるあたしとは対照的に、流星はフッとわずかな笑みを漏らしてあたしの頭をグリグリと撫でた。