不良彼氏と胸キュン恋愛【完】
「必要な物も欲しい物も何もない。変な気遣うなって」


その言葉は、あたしの心の中を全て読んでしまったような言い方で。


流星に全部バレちゃった……!?


コッソリ選んだ誕生日プレゼントをサプライズで渡そうと考えてたのに、これじゃ水の泡!!


「ち、違うよ!!流星の誕生日プレゼントであげるなんて言ってないよ!!」


「じゃあ、何のために俺が必要な物とか聞いたんだよ」


「そ、それは……」


「早く答えろよ」


口の端をクイッと上に持ち上げて挑発的な表情を浮かべた流星。

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