不良彼氏と胸キュン恋愛【完】
「アッ……やだっ……恥ずかしいよ……」


「手、邪魔」


「だって……」


身をよじると、流星はそれを許してくれない。


「花音の心も体も、俺だけのものだ」


「……――ッ」


「ずっと俺だけを見てればいいんだよ」


耳元でそう囁かれた時、体の中心に稲妻が駆け抜けたような衝撃が走って、あたしは流星の首にしがみついた。


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