不良彼氏と胸キュン恋愛【完】
ネックレス、ブレスレット、指輪、ピアス……――。


考えてみたけど、やっぱりパッとするものがない。


ショッピングモールをグルグルと回ってもなかなかプレゼントが決まらずに、焦りばかりが募っていく。




「あ~!!もうどうしよう!!」


「ねぇ、花音。あれはどう?自作香水だって」


「へ?」


盛大な溜息をついたあたしの肩をポンポンッと叩いて、小さなショップを指差すアミ。


店先の小さな看板には『自作香水!!プレゼントにも最適。世界で一つだけの香り』の文字。


プレゼントに最適で、世界で一つだけの香り……。



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